ふれんず新着物件・新規登録の新たな手法。

ふれんず新着物件・新規登録の新たな手法。

ふれんずの新規物件の登録は、6月にシステム変更が実施され、価格と現況の変更以外は再登録物件となり、新規登録物件としては掲載できない仕組みになりました。

不動産業者が物件情報を登録して情報を配信しているふれんずの不動産情報は、30物件が無料で登録できるため、業者にとってSUUMOathome等他の物件有料広告サイトにはない大きな魅力があります。私がふれんず事務局に『同じ物件ばかりが新規物件として掲載され続けている』と指摘する前には、1日で300件以上の物件が新規登録されていました。それらの多くは、日々同じ物件を新規物件として登録を繰り返す一部の業者によるものでした。

一般ユーザーである当社会員様やお客様からは「毎回、同じ物件が出ているだけで情報が見にくい」とクレームが続き、ふれんず事務局に粘り強く提言をしてシステム改変に至りました。


ふれんずシステム改変のきっかけとなった
“新着くん誕生!に至るまで。”の記事はこちらから


不動産業者は、お客様から不動産の売却を委託されるときに結ぶ媒介契約を、専任もしくは専属で締結した時は、物件情報を業者間情報に掲載する義務があります。そのため新規物件は新着情報として必ず掲載される事になっているはずです。

新着物件を待っているお客様の中には、毎日新着物件が自動配信されるシステム【ふれんず新着配信メール】に登録をして配信を待っています。しかしこのシステムでは1カテゴリーで最大20物件しか物件リンクが記載されません。メールも一度に20通までしか配信されないため、新規登録ではない物件情報が掲載されると、専任物件等の新規登録情報が待っているユーザーに情報が配信されないのです。また物件も価格順に配信されるので高額物件情報も配信されません。

この看過できない問題をふれんず事務局に報告、ふれんず事務局も事の重大さを知りシステム改善に着手しました。それによって新規登録が約3分の1まで激減しましたが、最近また姑息な手を使う業者が散見されます。


新たな手法の一例

売主物件で空家で一旦新規登録、
後に居住中に変更して再度、新規登録をする手法

業者売主の商品としての物件で、「空家」から「居住中」ってありえないでしょう!

売主物件で空家で一旦登録をして、後に居住中に変更して新規登録する手法

支店ごとに同じ物件を新規登録する手法

大手あるある。

支店毎に同じ物件を新規登録する手法

販売価格を1万円ずつ上げて新たに登録する手法

ある意味、涙ぐましい努力…。

販売価格を1万円ずつ上げて新たに登録する手法

などなど『よく考えつくな!(`Д´)!』と思うような手を使い新規登録を繰り返します。もちろんふれんず事務局に報告して、宅建協会への指導を促しています。

専任、専属媒介契約後は、共同仲介が原則のふれんず(流通機構)に登録をせず、両手仲介を目的にした他業者客付け不可が可能なSUUMOやアットホーム等の有料広告サイトのみに情報掲載するのは宅建業法違反となるはずです。そしてこれは、売主が希望する高値で早期売却を妨げる悪質な業者都合の悪行なのです。

業者都合の不動産売却の仕組みを掘り下げた記事はこちらから


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