先般から問題提起していた物件囲いこみ。この物件囲い込みは、顧客のために日々物件を探し努力している不動産業者にとって由々しき問題です。
「週刊ダイヤモンド」のダイヤモンド不動産研究所の記事によると、大手不動産仲介会社は物件囲い込みの原因と言われる「両手取引」が蔓延している調査結果が掲載されいます。
大手不動産仲介会社は、「両手取引」が蔓延?!住友不動産販売の「両手比率」は62.75%!不動産売却時は、「両手比率」が高い会社に注意を
ダイヤモンド不動産研究所
特に不動産情報サイト大手2社であるSUUMO(スーモ)とathome(アットホーム)を活用した物件囲い込みはサービスを利用している私としては看過できません!
なので9月11日にアットホーム、9月19日にSUUMOの担当者に弊社まで来てもらい現状報告と改善願いをさせていただきました。
まずは担当者に実際の囲い込み事例を示しつつ現状をお伝えして上層部にこの問題点を報告して改善を促しました。
当初は意見を聞き入れることができないようでしたが『もしあなたが売りたい人、買いたい人だったらどう思うか?』と伝えると、ハッとした表情になり何も言えなくなったようです。
物件情報サイトの運営会社は不動産業の実務をしている訳ではありません。しかし不動産業者にとっても不動産を欲しいユーザーにとっても、お互いをつなぐ大事な役割を担っているはずです。問題点をしっかりと認識してもらい、より良いサービスを提供することで社会的にも意義のある企業となるのではないでしょうか。
一方、ふれんず事務局を通じ、物件囲い込みの調査を進め宅建業法違反であれば処分が必要ではないか?という提言をしました。
昔からある物件囲いこみ、両手仲介の成約率が異常に高い大手不動産業者はかなり怪しいと感じています。弊社は会員制で仲介は堤エステートに依頼される方がほとんどです。信頼していただき仲介を任せらえた以上、物件を囲いこまれると仕事になりません。信頼される業者にとって物件囲いこみは看過できないものです。
ひとりの不動産業者だけが声を上げても変わらない…と考える人も多くいるかもしれません。しかし、声を上げなければ何一つ変わりません。そして私はおかしいと感じることには声を上げ続ける人間です。
今回情報サイト大手2社にこの事を伝え、どう対応して来るのか?追って皆様に事実をお伝えしたいと思います。